私自身、一般事業経営の経験もありますし、現在も会計事務所を経営していますので、そのことについては痛感しています。
孤独がゆえに共同経営をやったり、従業員を経営者と同じと思いこんで信頼したあげく痛い目にあう、という事が日常茶飯事に起こっています。
多くの経営者は実際に困った時には、誰に相談することもなく一人で決断しています。あるいは悩んで悩んで、なかなか行動できず好機を逃してしまったり、あるいは即断即決でハンコをついてしまって取り返しのつかない失敗をしてしまったり。
そんなとき、気軽に相談できる人間が近くにいれば…と思われたことはあると思います。それには会計士・税理士が適任なんです。
これはそれほど多くは語られません。だって、誰も失敗したことは語りたくないですもの。
私たちは現場でクライアントに寄り添い、最善を尽くしはしますが、様々な要因から残念な結果となってしまうことも多々
あるのです。そうした様々な生の経験があなたの判断の参考になるのではないでしょうか。
責任も全面的にあなたが負わなければならないということ、これは当然です。
私たち会計士・税理士は税務の範囲でのみ責任をもちます。だから「税務」顧問です。
しかし、税務以外のことがらについて…
例えば何か業界を揺るがす革命的なイベントをやろうとしている時に背中を押してもらいたい、あるいは経営が暴走したとき
にはブレーキ役がほしい、大問題が起こった時の次の最善の一手を一緒になって考えてほしい、そういう誰かがいたら。
それを引き受けるのがこれからの会計士・税理士の顧問業務だと考えています。